ロープワークは決してレスキューやクライミングの場面でのみ使われるものではありません。
一般登山や日常生活にも応用できる要素が沢山あるのが「ロープワーク」なのです。
誰でも知っている最も初歩の結び。これのみで完結することは少ないが、色々な結びの末端処理や固定目的として使用することも多い。結びをキレイに作る練習にも最適。
ロープを重ね、ループを作る
ループに末端を通す。
2つの交点で摩擦が発生する。
ループに通した末端を引く
結びを締めたら完成
キャンプや洗濯干しなど、ロープをピンと張りたいときにおススメ。ほどきやすいが、さらに強度を増したいときは仕上がった後、末端にオーバーハンド・ノットを作ると良い。
樹木やポールにロープを巻く
ループに末端を通す。
2つの交点で摩擦が発生する。
ループに末端を通す。
2つの交点で摩擦が発生する。
結び目を小さく締めたら完成!
末端に止め結びを作っても良い
登山やクライミングで確実なビレイ(安全確保)を必要とする場面でも使われる結び。
キャンピングでも樹木や石などにテント・タープを固定したりと使う場面は多い。
樹木やポールにロープを巻いて交点をつくる
ひとつ目の交点を保ったまま、もう一回交点を作る
出来た結びを締め上げて、動かなくなれば完成
強固かつ、解きやすい「結びの王様」。リング荷重に注意が必要で、クライミングには不向き。
写真のようにループをつくる
ループに下からロープを通す。
ここまでは止め結びと同じ。
根元側のロープの下に通す
折り返して、ループに上から再び通す
完成。
根本のロープが左右に振れるとリング荷重が発生し、抜けるので注意。
径の異なるロープでもつなぎ合わせることが出来る。末端処理に用いることもある。
2本のロープを互い違いに並べる
別ロープの手前と奥にそれぞれ交点をつくる
先端を手前に戻しループを作る
2本それぞれのロープを束ねるようにターンさせてループをつくる
ロープが交差したところをめがけてループに通す
結び目を締めたら完成
もう一方のロープも手前と奥に交点をつくる
ループが出来たら、2本それぞれのロープを束ねるようにターンさせてループをつくる
ロープが交差したところをめがけてループに通す
結び目を締めたら完成
これが完成形
登山、クライミング、キャンプなどあらゆる場面で使う。手元を見なくても結べるまで練習!
ロープを折り返し、バイトをつくる
※バイト(Bite)…折り返されてU字に湾曲した部分
バイトしたロープを手前に折り返し、ループにする
奥にターンする
バイトした部分をループに通す。
8の字に見える。
結びを形つくるロープを4本とも引き締め、カタチを整える
ロープの途中に輪っかを作る。キャンプなどで道具をつるしたい時や、フィックスロープの中間支点構築などに使う。
同じ回転方向に、ふたつのループをつくる
下のループ部分を、上方に折り返す。
※写真は奥側に折り返している
さきほど折り返した部分を、ループ上部の交点を乗り越えさせて、ループ内に上から通す
結び目を小さくするイメージで、下へ引いて締めていく
ロープを三方向から締めて、結びを強くする
クライミングや登山でロープに中間支点を構築したいときや、キャンプでランタンなどを吊り下げたいときなど、手にロープを巻き付けてこの結びをつくる方法もあります。
左手にロープをかける(1周目)
※写真では下から上にむけて
交点をつくるように、もう一周巻き付ける(2周目)
さらにもう1周、左側に沿うように巻きつける(3周目)
2周目に巻き付けたロープを手に取る
手に取ったロープを左側に引き寄せる
手のひらのロープの下をくぐらせ、ロープごと右側に引き抜く
三方向からロープを締めたら完成!
危険個所に張られたフィックスロープを通過する際など、2枚のロッキングカラビナを用いるときなどに使う
120センチのスリングでループをつくる
8時の字結びの流れをつくる
先端部のベンドを通さず、中程の束をループに通す
先端部を輪っかにしたら、結びの部分全体に被せて通す
結びの根元まで被せ終えたら、次は先ほどの中間部2本を引いて締める
結びを締めると、ウサギの耳のように2本の輪っかができる
いかがでしたか?
これらの知識や技術は、学んでいくと奥が深く、一般ハイカーの方にも役立つ内容です。
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