【注意】このページで提供している情報は、特定の疾患やその治療法を紹介するものではありません。
必ず医師や専門家のアドバイスを優先してください。
「登山の後は、決まってヒザが痛くなる」
「ヒザが痛くなるのが心配、下りが怖くて歩けない」
「何をやってもヒザの調子が良くならない」
登山に限らず、このようなトラブルを経験した人はいらっしゃると思います。
痛くなるのが怖くて、山へ行くのがためらわれる方こそ、セルフケアについて学びましょう!
登山でのヒザの痛みは主に下りでの歩行が影響することが多いでしょう。
着地と同時に足裏を通して、その衝撃はヒザ関節に伝わります。
足そのもののアーチ(※)が正常に機能しているうちは、地面からの衝撃は吸収され、ヒザには影響を及ぼしにくいですが、靴の履き方、靴紐の結び方、インソールの衝撃吸収力の低さ、歩行時の足の置き方、ヒザ関節の可動域などが複雑に影響しあって、ヒザ関節を痛めてしまいます。
※足裏には「指先と指付け根の前アーチ」と「指付け根と踵の後ろアーチ」が存在する
ヒザに過剰な衝撃を繰り返させないためには、
①土台となる、足そのものの構造と役割を正しく知り、常に整えておくこと
②ヒザが痛いのは重力負担による過剰な衝撃であるため、衝撃吸収をメインにして対処する
③歩行に関しては「靴と足のフィッティング」と「歩行時の着地」について対処する
ということになります。
詳しくは別ページで解説している内容もご覧ください。
Q.「ヒザの水」は抜いても大丈夫??
A.水を抜くと、ヒザ関節が摩耗しやすくなるので、固定をすべきです。
ヒザの水は、そもそも繰り返す重力の負担から関節を守るために生じているものです。
「ヒザの水を抜くとクセになる」と聞いたこともあるかもしれませんが、それは単純にヒザ関節にかかる重力の負担が軽減されていない、つまり根本的な解決策をとっていないからです。
固定をメインにすることで重力の負担は継続して軽減されるので、水は自然と治まってきます。
Q.登山中にヒザのサポーターは使ったほうが良いの??
A.はい、積極的に利用すべきですが注意点もあります
ヒザにかかる重力の負担を軽減することを優先するならば、サポーターは積極的に使うべきでしょう。
特に下りでは登りよりも重力の負担が増大するため、効果的です。
ただし、注意点もあります。
■固定することで若干の可動制限がかかるので、登りは疲れる
■汗をかくと、かぶれることがある
皮膚へのダメージを考えるなら、登りでは外し、下りで積極的に使用するのが良いかもしれません。
大切なのは、付けたり外したりも含め、自分で固定を調整することです。
なお、サポーターを使用してもヒザ関節は可動しているので、筋力低下などを心配する必要はありません。
サポーターに頼ってクセになる、という意見もありますが、痛みを感じるうちは利用したほうが改善することを優先しましょう

登山に限らず、日常生活でもヒザには過重(重力の負担)が多くかかります。
そのため、山以外の日常生活の時間を利用してヒザ関節を整えておくことがとても重要になってきます。
効果的にサポートすることは半月板や靭帯へのダメージ軽減につながりますし、自然治癒力を最大化させることも期待できます。
登山では、登りではヒザを大きく可動させる必要があるので、運動制限がかかって歩きにくいですが、下りでは効果的でしょう。
なお、サポーターは既成サイズで作られているため、曲がるヒザに対しては固定力が弱くなってしまうのも事実です。
本気でヒザを整えたい場合は、日本で昔から利用されている「サラシ」を包帯にして、固定を施すのがおススメです!
固定力がサポーターとは比べしっかりしており安心感もあります。
サラシとサポーターの併用法を紹介しますので、ご参照ください。
ヒザのコンディションを日頃から整えておくためにも、ぜひ土台の「足」のケアをしっかり行いましょう。
また、予期せぬ転倒事故の予防にも、土台となる足のケアは欠かせません。
楽しい思い出作りのためにも、毎日のフットケアを応援します!
足と健康に関する情報はいかがでしたか?
気になる点は、私が活動する「あしけんスクール」のホームページからもご覧いただけますが、お問い合わせフォームからもお気軽にお問い合わせください。
また、足のケアや登山に欠かせない歩行技術などを盛り込んだ「足から健康!登山教室」も開催しています。
山歩きを初めて間もない方はもちろん、これからも長く山歩きを続けたいという方にも、一生役立つフットケアとしておススメです!