登山のための足ケア教室

◮ステップ4

楽に歩くための、足の使い方を覚える

山歩きはもちろん、日常生活でも欠かせない「歩行」

疲れにくく、効率的なポイントを解説します。


バランスの悪い足に起こる「ねじれ」

まず、歩き方のノウハウを語る前に、バランスの悪い足にどのような影響がでやすいか?

これを理解しておく必要があります。

バランスの悪い足(外反母趾・浮き指・扁平足)は、歩行時に後ろに残る足にわずかな「ねじれ」が発生します。

 

これは足指に余計な外力が加わり、しっかりとした蹴り出しが行えないのはもちろん、不用意に地面の石や土を蹴り飛ばしてしまいます。

 

また、足首やひざ関節にもゆがみの伝達が起こり、関節をずらしてしまうことにつながります。

これが何百回、何千回と繰り返されることにより、足首やひざ、股関節などの痛みやトラブルに発展していくのです。



足のバランスは姿勢にも影響する

次に、姿勢について考えていきましょう。

 

体を支える土台となるのが足。

その足にちょっとしたバランスの悪さがあることで、必然的にその上部にある骨格、つまり骨盤や背骨にゆがみや傾きが生じます。

 

これは立っているだけでなく、歩いているときにも筋肉や関節に、大きな負担を引き起こします。

 

つまり登山においては、

「まっすぐ歩けない、フラフラする」

「バックパックを背負うのが辛い」

「下りで決まってひざや腰が痛くなる」

などのトラブルに見舞われるのです。



疲れない歩行は、足のバランス改善から

ここで紹介している方法は、あくまで一例ですが、

足の中心部、甲のあたりを左右からサポートしてあげるのがベストな方法であることは、足の骨格そのものが教えてくれます。

 

このポイントを理解しておくだけで、登山におけるほとんどの足のトラブルは予防が出来るはずです。

 

一度、自分の足をしっかりとチェックしてみましょう!



足と健康に関する情報はいかがでしたか?

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